【JA】転職を考えていたら異動になりました。
JAに入社して2年目になり、ぼくは転職を考えていました。
上司の仕事に対する圧力、お客さんの理不尽な要望。
結構限界でした。
入社してなぜか、文系の自分がシステム業務を任されるようになり、先輩とふたりでシステム業務を担当。
聞きなれない単語、よくわからないシステムの仕組み、2年経ってもちんぷんかんぷん。
それでも任される仕事は大きくなり、責任も重くなり、毎日憂鬱でした。
そんな自分の支えになったのは、同じ業務をしていた先輩。
システム特化の先輩で8年前にシステムの会社からヘッドハンティングで入社したそうです。
面倒見のいい先輩でしたが、上司には正直好かれていませんでした。
ふたりで上司に怒られ、ふたりで夜遅くまで事務所で仕事、ふたりで歩いて駅まで帰ってました。
そんな先輩は、ぼくの業務以上に大変で、それでもぼくの業務をカバーしてくれて。
本当にすごい人で、尊敬していました。
そんなある日の夜遅くの駅までの帰り道、ぼくは先輩に言いました。
「仕事やめようと思ってます」
先輩は立ち止まって話を聞いてくれました。
ぼくがやめれば先輩はひとりになり、業務はもっと大変になる。
そうわかっていた先輩も、ぼくを引き止めることはしませんでした。
むしろ、
「若いうちにいろんな経験をしたほうがいい。でも異動もあるしもうちょい頑張ろう」
そう声をかけてくれました。
どんなに大きなミスをしても、自分を責めることはしなかった先輩。
課長に怒られてもフォローしてくれた先輩。
よくわからない仕事をたくさん助けてくれた先輩。
本当に好きで、尊敬してました。
そして、今日異動が決まり、先輩は少しがっかりしていました。
ぼく自身も、辞めたいと思っていた仕事。
でもなぜか、異動が決まり、少しさみしい自分がいます。
たくさんたくさん助けてくれて、
面倒見てくれて
笑かしてくれて
本当にありがとうございました。
異動先でもあなたのように、立派な先輩になれるように
あなたのようにやさしい先輩になれるように
一生懸命がんばるつもりです。
面と向かって言うのは少し恥ずかしいので、ブログで書きました。
本当は一緒に仕事できなくて、すごくさびしいです。
嫌いな仕事だったのに、不思議です。
もっと一緒に仕事したかったです。
2年間本当にありがとうございました。